彼女と義母と義妹と僕 その105

会社を出た明は電車に乗り込むとつり革を持ちながら

「ふぅう・・・」

単身赴任して一年が過ぎていても

やはり関東地域の電車の混み具合にはなれない

駅に着いて電車を降りると商店街を歩く

途中のスーパーへ入ると缶ビールと晩御飯になりそうな弁当を探す

「お・・割引や・・」

30%引きのラベルが張られていた弁当をとりビールを2本とるとレジに進む

レジを済ませて袋に入れるとスーパーを出た

「ふぅう・・・暑いな・・」

呟きながら歩き出す。

15分程歩くとマンションにはいりエレベーターにのる。

中は換気扇が回っていた

「は~涼しいな・・」

言いながらふと

『最近、独り言が多いかな』と心の中で呟き苦笑した

エレベーターが開き、降りると真っすぐ部屋に向かう。

鍵を開けて入ると電気をつける。

今日は尚子は来ていなかった

「たまには一人もいいかな・・」

言いながら中に入り机に弁当を置くと

冷凍室にビールを1本入れ、冷蔵後に1本入れる

「さて・・」一言発して浴室に入りシャワーを浴びた

汗かきな明にとってシャワーの水は最高に気持ちよかった

「冷た~最高やな」

シャンプーを取り頭を洗い流した後に体を洗う

石鹸を洗い流し、再びシャワーを全身に浴びると

シャワーを止めて浴室を出る。

バスタオルで体を拭いてパンツを履いた後、

そのままリビングに向かう。

頭を拭きながら、買ってきたお弁当をレンジに入れでボタンを押すと

冷凍庫に入れたビールを出す。

「いい具合やな・・」

程よく冷えたビールを机に置くと温まったお弁当をレンジが出す

机に座り缶ビールを開けて一口飲む

「はぁ・・うまい・・・」

呟きながら弁当を開け、箸をつける

食べながら周りを見て、

ふと・・物思いにふけるようにため息を吐く

「よく見ると・・二人の時は狭いと思ったけど一人やと十分やな・・」

呟きながら部屋を見回す。

「お・・テレビ・・」

テレビをつけると弁当を食べながらテレビを見る

「ふぅう・・なんもないな・・」

チャンネルをいじりながらつぶやく

「まあ・・いいか・・」

弁当を食べ終えた明は空いた容器を流しにおくと

冷蔵庫からビールを取りだした

机に座り最初に飲んでいたビールを飲み干すと

新しいビールを開ける

飲みながらスマホを開く

ラインを見ると尚子からメッセージが入っていた

「ふ・・」

笑みがこぼれながらラインを見る

家族からは特にない・・

尚子は「今日はごめんなさい・・いけません・・」と入っていた

それを見ながら明は「通い妻やな・・」

言いながらスマホを置いた

「どうするかな・・このままはあかんしな・・どっかで終わらないとな・・」

ビールを飲みながらふと思う・・

「あの娘は・・どうして彼氏を作らないのかね?」

これまでの尚子との関係を考えながらビールを飲む

「あの顔とスタイルなら男もほっとかないやろうに・・」

独り言のように呟いてビールを飲み干した

「ふぅう・・今日はこの辺まで・・」

そう言うとあいた缶を流しにおいてベッドに向かう

そのまま倒れこむと目を閉じる

すぅ~っと意識が遠のいてやがて眠りについた




ガチャと鍵が開き明の部屋に尚子が入って来た

靴を脱ぐと静かに入る

電気をつけるとそっと寝室を覗く「部長?」

その声に明は応えない

その顏を覗き込んで「ふふ・・かわいい・・」

言いながら頬に口づけをして

そっとはなれた尚子は寝室のドアを閉め、自身は浴室に向かった

服を脱いでシャワーを浴び終えるとバスタオルを体にまいて浴室を出た

キッチンの流しを見て「ふふ‥お弁当とビールか」

呟きながら尚子は寝室に入るとバスタオルをとり

ベッドで寝息を立てる明の横に寝ると明にしがみつくようにすり寄り

「部長・・おとうさん・・大好きよ・・」

言いながらそのまま尚子も眠りについた

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