彼女と義母と義妹と僕 その99

百合を見送った後に車に乗り込み煙草に火をつけ裕子は深いため息をついた

「なんか・・婦長、かわいそう・・どうしよう」

哀れみにも似た感情が沸き上がる

「お世話になってるし、何とか目を覚ましてくれたら」

灰を灰皿に落としながら裕子は考え込んだ。

百合は裕子が今の病院に勤めだした時、何かと面倒見てくれた

涼真や芽衣の為に出勤も融通してくれている

他の看護師からも信頼がある頼れる女性だ

だからこそ、自分を脅し、犯した上に百合を愚弄した森住が許せなかった

「とりあえず何とかするしか・・」

呟くと車を出して家に向かった。




「ただいま・・」

涼真が帰ると家は暗いままだった。

電気をつけて上がりリビングに入ると机の上にメモがあった

『今日は真由のところに泊ります・・芽衣』

そう書かれたメモを見て

「ああ・・結局泊りに行ったんや」

リビングを出て二階に上がり部屋に入ると制服を脱いでベッドに横たわると

「疲れた~」と体を伸ばした

雅との二度目のセックス、そして・・

連続して二度の射精は涼真は今まで経験した事がなかった

その充実感と疲労で涼真はそのまま目を閉じて眠りについた




扉を開くとリビングに灯りが付いているのを見て、裕子は慌てて上がり

「ごめんなさい涼真さん・・遅くなって」

言いながらリビングに入ると

「え?」

無人だった・・

「部屋かしら?」

慌てて二階に上がり涼真の部屋をノックする

「涼真さん?いいかしら?」

返事は・・ない・・

部屋の扉を少し開けて覗く

「涼真さん?」

ベッドに横たわって寝息を立てている涼真を見ると

「寝てるのね」

静かに入り、ゆっくりと布団をかけてやる

「あ・・」

裕子は涼真の姿に動きを止めた

涼真は無意識に右手をパンツの中に入れ自分の物を握っていた

「あらあら・・若いのね・・」

そう呟くとそのまま布団をかけて部屋を出てリビングに降りると

『とりあえず軽く作るか』

呟きながら机のメモを取る

「あの子ったら・・迷惑かけなければいいけど・・・」

言いながらキッチンに入り晩御飯を用意した

涼真の分を作るとラップをかけて

『遅くなってごめんなさい・・寝ていたので起こしませんでした・・

お腹すいたら食べてください』

「これで良し・・」

そのまま裕子は脱衣所に向った

服を脱いで浴室に入りシャワーを浴びる

「ふうう・・・」

体を洗い全身を流すと急いで浴室を出た

体を拭くとパンティーを履いてバスタオルを巻いたままリビングに戻る

「確か・・ビールあったかな?」

冷蔵庫を開け缶ビールを取り出し封を開けた

煙草に火をつけて缶ビールを口に運ぶ

「はぁ‥美味しい」

一気に缶ビールを飲み干すともうひとつ缶ビールを出し

灰皿と缶ビールを持ってソファーに座る

もうひと缶を開き更に飲み干した

「ふぅうう・・お風呂上りに・・ちょっとした贅沢ね・・」

煙草を吸って吐くと灰皿に押し付け消した

「うふふ‥いい気分」

そのままソファーに横たわると目を閉じる

少しの時間考え込むがゆっくりと意識が遠のいて行った

コメント

非公開コメント