彼女と義母と義妹と僕 その80

自宅に戻った裕子はそのまま浴室に向かった

脱衣所で服を脱ぎ下着を脱ぐとそのまま浴室に飛び込むと

シャワーをひねり、全身に浴びる

ボディソープを取り出すと全身に塗りたくり必死に洗った

「ああ・・な・・・なんてことを・・・あたしは・・あたしはぁ・・」

嗚咽しながら全身を洗う

森住に弱みを握られたとは言え、

体を許しあまつさえ欲望に屈して快楽を貪るように求めてしまった

自宅までなんとか平静を装ってきたが一気に感情が溢れ涙がこぼれた

ホテルを出て駅まで森住を送り届け、降りるときに森住は

「とてもよかった・・またお願いするよ・・断るとどうなるかわかるよね?」

そう言い残して駅に向かっていった

「く・・くやしいぃ・・あ・・あんな・・あんなこと・・・うう・・う・・・あああぁぁ」

全身を何度も洗いながら嗚咽し、感情のままに裕子は涙した

ひとしきり泣き叫ぶと裕子はシャワーを閉める

「はぁはぁ・・ゆ・・ゆるさない・・絶対に・・・」

そう呟くと浴室をでる

バスタオルで体を拭くとパンティーを履いてシャツを着ると

洗濯機を回してそのままリビングに向かう

お湯を沸かしながら煙草に火をつけキッチンにもたれかかる

『どうやって・・あの男を』

煙草をふかしながら頭の中でまめぐるしく思考が動く

ふと、芽衣の顔が浮かぶ・・・

『あの子だけは守らないと』

心の中で呟くとコーヒーを入れると煙草を消して

椅子に座りながらコーヒーを飲む

「あ・・そうだ・・あれ・・・」

思い出したようにスマホを取り出す

『おねがい・・うまくいっていて・・・』

心の中で願いながら裕子は録音していた記録を確認する

イヤホンを差して恐る恐る再生ボタンを押す

やや音が小さい・・ボリュームを上げる

再生ボタンを押すと

「先生・・聞きたいことが・・」

「何?・・」

「まず、あの写真はどうやって撮影したんですか?」

「ああ・・あれは企業秘密だよ・・言えないさ・・当然でしょ」

「そうですか・・それと・・昨夜、婦長と仮眠室でセックスしてましたか?」

「どうして?それを・・」

「それは・・たまたま聞いてしまって・・」

「ああ・・あれは一種の奉仕さ・・」

「奉仕?」

「だって・・婦長がさみしいと言うからさ・・相手をしてやったのさ・・」

「そ・・そんな・・」

「考えてもみてよ・・あんな50のおばさんに本気になる訳ないじゃん。お互いに利害が一致して楽しんでるのさ」

「じゃあ・・今日の事がばれたら・・」

「まさか・・バラすのかい?」

「いえ・・先生が写真をあたしの前で消してくれたら・・誰にも言いません」

「ふふ・・取引か・・消す代わりに時々こうしてくれるなら・・」

「そ・・それは・・先生次第です・・」

「ふ・・なかなかどうして・・大したものだね・・・僕を脅すなんて・・」

「脅すなんて・・そんな・・これは取引ですよ・・」

「判ったよ・・約束しよう・・」

「それと・・婦長とはもう・・関係しないと・・」

「それは君次第さ・・」

「さあ・・はじめようか・・・」

「みれば見る程、綺麗だ・・旦那さんが羨ましいよ」

ここまで聞いて裕子はいったん止める

「ふぅ・・雑音あるけど録れてる・・・あとはこれをなんとか・・」

呟きながらパソコンを開いてスマホをつなぐとデータを移した

「えっと・・あれ以降は削除して・・雑音消せたらいいけど・・・」

そう言いながらファイルを編集を始める

「見てなさい・・あたしを無理やり犯したこと後悔させてやる」

そう言いながら裕子は音声ファイルを分割し、SDにコピーしたあと

スマホにファイルを移す

「これで・・よし・・あんな男に何度もやられてたまるもんですか!!」

言いながらパソコンを閉じた

「あ・・洗濯もの・・」

そう言うと脱衣所に向かう裕子の唇は不敵に笑っていた

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